【デンマークの話】

キャンプ地に感動残す デンマーク代表が帰国

W杯1次リーグA組でフランスを破り1位通過したデンマーク代表。
決勝トーナメントではイングランドに敗れたが、キャンプ地・和歌山に感動を残し17日、日本を去った。

チームが事前キャンプで和歌山市に滞在していた5月。
練習場から帰る選手のバスを追う2人の小学生の姿があった。

1人は母親がこぐ自転車に乗り、1人は走って追い掛けた。
練習場でサインをもらい損ねた親子だった。

子供らが3キロ近く離れたホテルに到着したとき、バスにはすでに選手の姿がなかったが、2人に気付いたオルセン監督が笛を吹いて選手を呼び集め、
全員でサインをプレゼントした。
子供は大喜びし、母親は感動して涙をこぼした。
「子供に頼まれたら応えるのが当然」という監督。

「和歌山で素晴らしい環境を提供してもらったお返し」とすべての練習をファンに公開し、選手も気軽にサインに応じた。
ファンは日増しに増え、最後の練習となった13日には、2500人もの市民が練習を見守った。
チームは17日朝、和歌山市のホテルを出発、帰国の途についた。

早朝にもかかわらず大勢のファンが「感動をありがとう」と見送り、選手らは手を振って最後の声援に応えた。


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