【兵士の話】
祖母の葬儀の後、祖母の弟のMおじさんから聞いた話です。
太平洋戦争中、Mおじさんはニュージーランドあたりで零戦の整備士として軍役に勤めていて、海上で日本の無条件降伏を知ったらしいです。
その後、Mおじさんの所属する部隊は拘束され、アメリカ軍の指示により、オーストラリアの兵士によって、オーストラリアの軍艦で日本まで護送される事になったらしいです。長い船上生活で、Mおじさんとオーストラリア兵との間にも、友情が芽生えたらしいです。
そんな中、オーストラリアの兵士は、Mおじさんにこのような話をしたらしいです。
「日本は小さい国だけれども、零戦や戦艦などを作り上げる日本人は、高い技術力を持っている優秀な民族だ。今は、戦争に負けて本土は焼けの原でボロボロの状態だけれども、必ず日本人はまた、世界の表舞台に出てくる時代がやってくる。我々の使命は、そんな優秀な日本人を一人でも多く無事に日本に帰してやる事だ」
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【兵士の話】
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