【ある将校の記録 】

新兵訓練を担当していた将校はある日、食事をしながらぽろぽろ涙を流している新兵を目にする。
「そんなに訓練がつらいか?」とたずねると

「いえ、そうではありません。私は貧しい農家の出で入隊するまで白米など食ったことがありません。
それが今では一日三度白米を食っております。この飯を郷里の弟や妹に食わせてやれたらと思うと涙が止まりません。」
それを聞いた周りの兵たちが次々に泣き出し、その将校は世の中の矛盾を感じざるを得なかった。

のちにこの将校は5.15事件を起こすことになる昭和初期でも一般の召集兵は貧しい家庭の出が多く
入隊すれば白米を腹いっぱい食べられるということは軍隊のステイタスの重要な一部だった


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