【ホームレス】

ある日俺は街へ出掛けた。
「暇だなぁ。本でみるか」と思い本屋へ向かってる途中に一人のホームレスが寝ていた。

「邪魔くせーな。うぜー。」
と思い歩いてると突然3才くらいの男の子が道路に走っていった。すると
「プププー!!!」
爆音が鳴りびいた瞬間、さっきまで寝ていたホームレスの男性が突然走りだし
子供を抱きかかえ草むらに飛びこんだ。

俺はまわりを見渡すとボーゼンと立ちすくんでるおじさん、おばさん。
「すげ〜」とか言ってる若者。
俺はその瞬間自分の情けなさ、それとただ単に見ていただけの人間。
俺は思った。

「ホームレスが汚い?生きてる意味がない?ざけんじゃんじゃねえ。なんだよお前ら・・・なんだよ俺・・・本当に強いのは
このホームレスのおっちゃんだろーが!!」
俺は拳をにぎりしめた。

その後、3才ぐらいの男の子の母親がすかさずかけより、
「ありがとうございます。ありがとうございます。これ少ないですけど・・・」
と言ってお金を渡そうとしていた。

するとホームレスのおっちゃんは言った。
「すいません。受け取れません。でも約束してください。
絶対に小さい子から目を話さないであげてください。約束です。」

俺は初めて人の暖かさを知った。


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【ホームレス】
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